「お前は俺にとっ・・・」
かつての友であり一度は殺め、そして今銃弾により、まさに自分の命を奪ったガエリオの腕の中でマグギリスはつぶやく。
ガエリオは叫ぶ「言うな！　言わないでくれ……お前が言おうとしている言葉が俺の想像通りなら……言えば、俺は許してしまうかもしれない…だから言わないでくれ。カルタのために、アインのために……俺はお前を……！」
ガエリオは気がついた。
マグギリスにも自分と同じように友情や愛情を感じる気持ちあったことを。しかし大義のために敢えて目を背け力に固執していたのだ。