『MSV』シリーズより、旧キットのザクキャノンです。『Zガンダム』劇中、巡洋艦ハリオのデッキに「ヘラっ」と突っ立っていたヤツですね。このキット（モチーフ）でポージングについて少々。
「隙のない立ちポーズ」こそ原点にして至高だと考えます。
「隙のない」とは「意思のある」とも言い換えられます。
逆に「意思のない立ちポーズ」は分かりやすく例えると、
・格納庫の無人の機体
・気をつけポーズの機体
他には
肩が片方垂れ下がっていたり、
首が傾いていたり、
胴が傾いていたり、
内股だったりといった
「イケてない立ち姿」も含まれると思います。「人形」の様なイメージが付くポーズ＝「イケてない立ち姿」とも言えるかも知れません。
「隙のない立ち姿」は、
胸を張り、
腰を入れ、
足裏が浮いておらず、
足と足の間に重心を感じられる、
いわゆる「S字立ち」ができるとベストですが、こうした旧キットのように可動性能が低いキットは「足裏の接地」と「重心」だけでも意識してやると「ちゃんと立ってる」ように見えます。
あと重要なのは「手」ですね。
カッコ良いアクションポーズも、キットの「四角い（丸い）穴開き手首」だとそれだけで興醒めなので、バンダイには改善を求めます。
私は速水仁司氏の「パトレイバー3D SHOW」がこの手のポージング理論に詳しいと思うので、機会があれば一読をオススメします。理屈で考えるのが難しい場合は、アニメ設定画の立ち姿をイメージすると無難な絵になります。