先日木目塗装についてのネット記事を拝見しまして、自分でも試してみたくなりました。
https://nippper.com/2020/09/11278/
しかしスケールモデルならともかく、ガンプラで木目塗装とはどうしたものかと考え込んでしまいました。ガンダムシリーズに登場するメカニックで一部でも木材を素材としているものというと、SEED MSVの儀礼用ジンのライフルの銃床くらいしか思いつかないし。
考えながら近所の模型店を眺めていると、これを発見。
他社製品で恐縮ですがMSGの竹刀です。本来ならば美少女プラモに持たせるべき品なんでしょうが、これで木目塗装を試すよいネタを思いつきました。
プラモ狂四郎に登場する木製ガンダムです。パーフェクトガンダムやレッドウォーリアは有名ですが、これはマイナーなネタです。そもそもガンプラじゃないからでしょうかね？模型秘伝帳木の巻を所有する茂合岩男が製作したものです。世界チャンピオンになった狂四郎のガンダムMk-Ⅱと対戦し勝利しました。
素材にはビヨンドグローバル版ガンダムを使用しました。現在入手しやすいものは他にRG2.0、EG、オリジン版とありますが、可動範囲が広そうなのと部品が少な目で塗装しやすそうだったのでビヨンドグローバル版を選択しました。以下簡単に手順を紹介。
手順1　木材っぽい色で塗装する。ウッドブラウン、タン、マホガニーあたり。これは水性ホビーカラーのタンです。
手順2　ウェザリングカラーのステインブラウンで木目を付ける。細めの筆で同じ方向にいくつも直線を引いていく感じ。あまり深く考えずなんとなくでいいと思います。やってみたところ、適当なくらいの方がランダム感が出てそれっぽく見える気がします。
手順3　上からクリアオレンジをざっと塗る。ニスを塗って光沢が出た木材のような感じに仕上がります。
最後にツヤありのトップコートを吹いた完成品がこちら。想像以上に木材っぽい感じのなったので大変満足しました。（よく見たら右前腕の向きを間違えてた⋯）
竹刀を正眼に構えた姿。左手だけ未塗装なのは忘れた訳ではなく、これで原作どおりなのです。原作では左手だけゴム製となっており、いかにもプラモ狂四郎らしい、リアルでは実現不可能なギミックが仕込まれてます。
正座して精神統一。これも原作にあったシーンです。当時のガンプラでは考えられないですが、ビヨンドグローバル版ガンダムなら実際に正座もできてしまいます。
一応ライフルとシールドも塗装しましたが、原作では竹刀以外の装備はなしだったので持たせてません。
プラモ狂四郎の単行本、昔持ってたんですが随分前に処分してしまいました。人気も知名度もあるんだから、電子書籍で復刊してくれませんかね？
おまけにデジラマメーカーで画像を作成。うまいこと波打ち際っぽいのができました。